前回、ウエアラブル端末とスマホアプリをペアリング(接続)して日々の歩数を計測し、支払対象期間中1日あたりの平均歩数目標8,000歩を達成すると最大で保険料の1割程度をキャッシュバックする“キャッシュバック型生命保険「東京海上日動あんしん生命【あるく保険】”を紹介しました。
保険ではないのですが、歩いてポイントがたまる健「幸」社会の実現を目指す「スマートウエルネスシティー」プロジェクトを紹介します。
また、ドコモは、歩くだけでdポイントが貯まる「歩いておトク」アプリを提供しています。
歩くことで健康が増進して、キャッシュバックや商品と交換できるポイントがたまりWin-Winの相乗効果が期待されます。
「スマートウエルネスシティー」プロジェクト
このプロジェクトは、久野譜也筑波大教授の研究・実践活動を元にして2014年から国の補助事業として採用され、ポイント制度が始まりました。
目的
このプロジェクトの目的は、健「幸」社会の実現により以下を目指しています。
- 高齢になっても地域で元気に暮らせる「社会貢献」
- 健康づくりで医療費抑制
医療費抑制効果は、新潟県見附市における健康づくり教室の高齢参加者(平均年齢70.1歳)の医療費が参加しない高齢者(平均年齢70.2歳)の医療費に比べ1人あたりの医療費が3年後には年額約10.4万円低くなっている例があります。
参加自治体
この研究会に参加しているのは、以下の自治体があります。
- 見附市
- 岐阜市
- 豊岡市
- 伊達市
- 三条市
- 三島市
- 新潟市
- 取手市
- 浦安市
- さいたま市
- 多摩市など42市町村
さいたま市の取組
さいたま市の「スマートウエルネスさいたま」は、多くの取組をしていますが、その中の一つの健康マイレージ事業を紹介します。
さいたま市以外も、自治体独自の活動をしています。
- 健康マイレージ
通信機能付き活動量計またはスマホアプリを利用して、歩数や各種健診の受信に応じてポイントが付与されます。
- 参加対象者
さいたま市に住民票のある20歳以上の市民です。
- 参加方法
活動量計(10,000人)またはスマホアプリを利用して参加します。
- 参加費
スマホアプリでの参加は無料、活動量計での参加は郵送料700円程度がかかります。
- 健康マイレージのポイント
1日8,000歩以上は5ポイント、健診の受信1回につき15ポイント(年間3回まで)が付与されます。
- ポイントの交換
蓄積したポイントは、各種特典と交換できます。
一般参加者は、景品に応募(抽選)できます。
応募時65歳以上の参加者は、奨励金と交換できます。
2017年04月20日(木)