中高年シングル男性は、比較的収入は多いと思いますが税金や支出も多く老後資金作りの準備が必要です。
生命保険は基本的に遺族の生活資金を準備するものですが独身男性の80%は生命(死亡)保険に加入しています。
両親などの遺族の補償は大きくせずに自分のために加入することを勧めます
- 保険料控除で相対的に高い税金を少しでも軽くする
- 個人年金保険等で老後資金作りを行う
年金
標準的な年金額は、専業主婦家庭の夫婦で月額22〜23万円と言われています。
シングル男性の場合の月額年金額は17万円ぐらいが標準です(年金は2ヶ月分を合わせて支給)。
高齢のシングル男性は孤立しないで付き合いが最も重要といわれています。
年金額から、健康保険、介護保険の支払いが必要になり、そのためには費用の用意も必要です。
年金月額17万円(年額204万円)年金収入のみの高齢者の健康保険・介護保険料は新宿区の例で以下になります。
- 健康保険・介護保険料は均等割額と所得割額の合計額
- 所得割額の基準額は年金控除額120万円と基礎控除33万円を差し引き51万円
- 均等割額は年金額に関係なく56,400円
- 基準額51万円の所得割割額は9.74%で49,674円
- 健康保険・介護保険料は合計の106,074円(月額では8,840円)
保険の見直し
中高年シングル男性の保険加入例を示します。
- 入院日額7千円の月額医療保険料は8,000円(65歳払込満了)
- 両親向けの終身保険500万円の月額保険料は8,000円(60歳払込満了)
- 50歳から65歳まで月額保険料3万円で10年間の個人年金額は約57万円
- 月額保険料は上記ケースで月額46,000円
保険料控除
上記、3保険の所得税保険料控除額は各々4万円で合計12万円、住民税控除額は7万円になります(各々上限額)。
所得税率20%、住民税率10%とすると以下になります
- 所得税の節減額は12万円の20%で2万4千円
- 住民税の節減額は7万円の10%で7千円
- 税金節減額は年間3万1千円
- 51歳〜60歳までの10年間の節減額は31万円
2016年03月29日(火)