学資保険
学資保険は、契約者の死亡保障と子供の学資資金の貯蓄を合わせた満期保険型です。
契約者が満期で生存していると学資資金が、途中で死亡するとその後の保険料がなくなり満期には契約した学資資金を受け取ることができます。
私立大学では、卒業までに1,200万円ぐらいの学資資金が必要と予想されています。
この内の多くは、大学の学資資金で800万円ぐらいと考えられます。
学資保険の受け取り方
学資保険の受け取り方には、以下の種類があります。
- 大学費用だけでなく小中高の入学時に受け取るケース
- 大学入学時に全額受け取るケース
- 大学入学前と入学後の4年間に分けて受け取るケース
上から順に保険料が保険会社に残る期間が長く受け取ることの学資資金と保険料の返戻率(受取総額を払済保険料で割った値)が高くなり貯蓄の面からは有利になります。
上に挙げた例では、順に「大学費用だけでなく小中高の入学時に受け取るケース」より「大学入学時に全額受け取るケース」が多く、さらに「大学入学前と入学後の4年間に分けて受け取るケース」が大きくなります。
学資保険の受け取り方による返戻率の目安
日本生命「ニッセイ学資保険」を例に保険金、受取総額、返戻率の目安を示します。
- 基準保険金(18歳で受け取る金額)は200万円
- 30歳男性が出産時に学資保険に加入し満期(18歳)まで保険料を払込
大学費用だけでなく小中高の入学時に受け取るケース
このケースの学資保険は、以下になります。
- 小学校入学時に40万円
- 中学校入学時に40万円
- 高等学校入学時に40万円
- 高等学校卒業時の大学入学時に200万円
- 大学4年間に100万円ずつ400万円
- 保険料は月額31,120円
- 受取総額は720万円
- 返戻率は約107.1%
大学入学前と入学後の4年間に分けて受け取るケース
このケースの学資保険は、以下になります。
- 小中高の入学時の受取なし
- 高等学校卒業時の大学入学時に200万円
- 大学4年間に100万円ずつ400万円
- 保険料は月額25,240円
- 受取総額は600万円
- 返戻率は約110.0%
2016年02月16日(火)