がん治療費の予測と実際にかかった費用
がんの治療費は高額と思われますが、公的医療保険の対象で済ませられれば治療費は高額にはなりません。
どのくらいの治療費がかかるかの予測と実際にかかった費用をアフラックの「がんに関する意識調査」では以下のようになっています。
費用 | 予測費用の比率 | 実際にかかった費用比率 |
---|---|---|
50万円程度 | 3.7% | 36.3% |
100万円程度 | 18.9% | 29.3% |
200万円程度 | 21.0% | 20.2% |
300万円程度 | 21.1% | 6.9% |
300万円以上 | 32.1% | 5.2% |
その他 | 3.3% | 1.9% |
予測では200〜300万円ぐらいと考えている人が多いのですが、半分以上は100万円以下で収まっています。
治療費が高額になる治療法
がんの治療費は予測よりも実際にかかる費用は安いと言えますが、再発や転移を繰り返すと入院期間が長くなり治療費も高額になります。
- 先進医療
放射線治療等の先進医療は健康保険の対象外が多く全額自己負担になるので数百万円かかることがあります。
以前は先進医療を行う医療機関が少なく先進医療を受けるケースは少なかったのですが、先進医療のできる医療機関が増えてきて身近な治療法になりつつあります。
- 自由診療
がんに有効と言われている免疫療法や国内未承認の抗がん剤などの新しい治療法が開発されています。
健康保険にも先進医療にも当たらないので自由診療になり全額自己負担になります。
がん保険での備え
がん保険での検討項目に以下があります。
- 入院給付金と通院給付金をどのくらい考えるか
- 高額でないので付けられれば先進医療
- 自由に使える診断給付金
2015年12月04日(金)