定期保険と収入保障保険は、比較的安い保険料で手厚い保障のある保険です。
収入保障と言っていますが、死亡時点での収入を保障するわけではありません。
定期保険と収入保障保険の違い
どちらも保険期間を設定して保険に加入します。
- 定期保険
保険期間に死亡または一定の後遺傷害になると保険金が支給されます。
満期になると保障が終了し満期保険金のない掛け捨ての保険です。
- 収入保障保険
保険期間に死亡または一定の後遺傷害になると残りの保険期間、毎月15万円などの一定額が支給されます。
毎月支給される金額は同じですが、支給期間が減っていき時間とともに支給総額は減っていく掛け捨ての保険です。
定期保険は終身保険や養老保険に比べ保険料が安価です。
収入保障保険は、年齢とともに保証額が減っていく(支給額でなく支給期間が減っていく)ので安価な定期保険に比べて更に安価です。
不幸にして早く亡くなると保障はその分大きくなります。
定期保険と収入保障保険の保険料の目安
30歳男性を例に東京海上日動あんしん生命を例に定期保険と収入保障保険の保険料の目安を示します。
定期保険「無配当」
以下のケースの保険料は、月額10,890円です。
- 保険期間30年
- 保険料払込期間30年
- 保険金額3,000万円
収入保障保険
以下のケースの保険料は、月額4,935円です。
- 保険期間30年
- 保険料払込期間25年(55歳まで)
- 給付金月額15万円
- 最低支払保障期間1年
給付金は15万円ですが給付金総額は、死亡した時により変わります。
死亡した時期 | 支給期間 | 支給総額 |
---|---|---|
加入した月に死亡 | 30年 | 5,400万円 |
10年後に死亡 | 20年 | 3,600万円 |
20年後に死亡 | 10年 | 1,800万円 |
30年後生存 | 1年 | 180万円 |
定期保険と収入保障保険のメリット・デメリット
定期保険は保険期間一定額の保障が受けられますが、保険料は収入保障保険に比べて倍額程度になります。
収入保障保険は、初期に手厚い保障があり保険料は定期保険に比べて半額程度です。
収入保障保険は、子育て時代などに手厚くする保険でライフステージに向いた保険と言えます。
2015年11月06日(金)