生命保険の基本タイプ
生命保険は、以下の3タイプが基本です。
- 定期保険
- 収入保障保険
- 終身保険
これらは、独立した別個の保険ですが、組み合わせて加入することができます。
収入保障保険を終身保険や他の保険と定期保険の特約として組み合わせるのが一般的です。
定期保険と組み合わせることで保険料を大きく増加することなしに保障を手厚くできます。
定期保険
保険期間内に死亡あるいは後遺障害状態になると保険金が支払われます。
保険期間が限定されていることで保険料が安く設定されています。
保険金は、保険期間同じ額を受け取ります。
満期の保険金はなく、保険期間を過ぎると保険金の支払いはなく、また、解約返戻金もないかあってもわずかな掛け捨ての保険です。
養老保険等満期保険金のある保険に比べ、保険料が安価なので高額の保険に加入できるメリットがあります。
収入保障保険
保険期間内に死亡あるいは後遺障害状態になると保険金を一時金でなく、年金のように毎月保険金を受け取れます。
給与のように毎月保険金を受け取るので収入保障保険と言われます。
保険金を一時金として受け取る定期保険に比べて毎月分配して受け取るので、保険料の安い定期保険よりも安く設定されています。
以下の注意が必要です。
- 保険金額は全期間一定ではなく時間とともに減少します(満期を過ぎると受け取れません)
- 死亡時点での契約者の実収入を保障した保険ではありません
終身保険
一生涯、死亡あるいは後遺障害状態になると保険金が支払われます。
必ず保険金を受け取れるので掛け捨ての保険ではなく貯蓄と考えられる保険ですが、その分保険料は高く設定されています。
保険料が高額なので、定期保険のような高額の保障は難しくなります。
定期保険と終身保険の保険料の比較
東京海上日動あんしん生命を例にとると以下のようになります。
- 定期保険「無配当」
30歳男性が保険満期60歳、保険金3,000万円の場合の保険料は、月額10,890円です。
- 長割り終身「低解約返戻金型終身保険(無配当)」
30歳男性が保険料払込み期間60歳、保険金1,000万円の終身保障場合の保険料は、月額19,490円です。
60歳までを例にとると定期保険に比べると、保障は3分の1なのに保険料は約2倍になります。
しかし、定期保険は保険期間を超えると保障がなくなります。
定期保険でも90歳まで保険期間にすることができますが、更新を繰り返すので保険料は高くなります。
2015年11月05日(木)