掛捨ての定期保険
定期保険は、保険期間に死亡するか後遺障害にならないと保険金を受け取れません。
また、解約返戻金も少額なので途中解約してもそれまでに支払った保険料は少ししか戻りません。
このため、定期保険は、掛捨ての保険です。
しかし、保険料が安いのでその分保険金が高額の保険に加入でき、残された家族に手厚く保障できます。
アフラック「死亡保険Lightフィットプラン」の死亡・高度傷害保険金額1,000万円に40歳男性が保険料払込期間10年に加入すると、月額保険料は以下になります。
- 通常保険料なら3,610円
- 元気割引適用保険料なら3,290円
10年更新の場合、50歳からの保険料は以下になります。
- 通常保険料なら6,710円
- 元気割引適用保険料なら6,170円
貯蓄型の養老保険
一生涯の死亡保障のついた養老保険は、定期保険に比べると以下の違いがあります。
- 保険期間中の死亡あるいは後遺障害になると定期保険と同様に保険金が支給されます
- 一生涯保障の場合は、必ず保険金を受取れ掛捨てではありません
- 比較的高額の解約返戻金があります
- 解約返戻金は保険料の支払いを終えても増えていきます
養老保険は、死亡または後遺障害にならなくても生存している間に解約しても解約返戻金が戻り貯蓄型の保険です。
アフラック「未来の自分が決まる保険WAYS」のの死亡・高度傷害保険金額1,000万円に40歳男性が60歳までの保険料払込期間に加入すると、以下になります。
- 月額保険料は29,180円
- 払込保険料の総額は7,003,200円
解約返戻金は、以下になります。
解約時期 | 解約返戻金 | 戻り率 |
---|---|---|
60歳 | 7,572,350円 | 108.1% |
65歳 | 7,963,460円 | 113.7% |
70歳 | 8,346,970円 | 119.1% |
75歳 | 8,707,620円 | 124.3% |
掛捨ての定期保険と養老保険のメリット・デメリット
アフラックを例にとると保険金1,000万円に40歳男性が60歳まで払込む場合の保険料の総額は、以下になります。
- 定期保険は1,238,400円
- 養老保険は7,003,200円
定期保険は、保険料支払い期間中になりますが養老保険に比べ約5.7分の1の保険料の支払いで同じ1,000万円の保障があります。
養老保険は、60歳で解約すると7,572,350円の解約返戻金が戻ります。
40代は、教育資金や住宅ローンの支払いが必要な世代で余裕がない場合は、教育終了まで定期保険で、その後に資金の積立を考えることもできます。
2015年11月02日(月)