中卒後から69歳までの健康保険適用医療費の自己負担学は3割です。
70歳から74歳の負担は、所得に応じて1割から3割になります。
繰り返し治療を受けると自己負担額も高額になりますが「高額療養費制度」があり一定額以上は戻ります。
高額療養費制度により保険が適用される医療費は、高額になりません。
医療に関わる費用に保険が利かない費用があります。
手術や入院日数により高額になることがあり、民間の医療保険の備えが必要です。
高額療養費制度
高額療養費制度は、健康保険の支払い医療費(暦上の月額期間)に上限を設ける制度です。
通常は医療機関(病院)の窓口で医療費を支払ったのちに高額療養費の請求を行うと上限を超えた金額が払い戻しされます。
病院によりますが、事前に「健康保険限度額適用認定証」を提出すると上限までの支払をすれば良く医療費の立替額を用意しなくても良くなります(上限額までの支払いで立替がないので払い戻しはありません)。
立替分の払い戻しには、3〜4ヶ月かかるので健康保険限度額適用認定証を出しておくと支払い医療費の用意が少なく済みます。
健康保険限度額適用認定証は、加入している保険機関からもらいます。
高額療養費の上限
上限額は、所得より変わります。
所得の低い方の上限額は、低く設定されています。
所得の目安 | 月額上限額 |
---|---|
住民税非課税者 | 35,400円 |
年収370万円以下 | 57,600円 |
370〜770万円 | 87,430円 |
770〜1,160万円 | 171,820円 |
1,160万円以上 | 254,180円 |
健康保険のきかない医療関係費用
以下については、健康保険が使えないので全額が自己負担になります。
- 差額ベット代(入院費の平均は1入院23万円)
- 先進医療の自己負担分(数百万円かかることがあります)
- 入院中の生活用品、TV閲覧料など
- 医療機関への交通費
- 歯科での金・セラミック入れ歯
- 整形手術・矯正歯科治療費など
2015年10月27日(火)