保険加入期間の考え方
保険は不測の事態を考えて大きな資金が必要なときに手厚く加入するのが基本です。
子育て中であれば子供が卒業し就職するまでや定年までなど期間を区切って加入するのが原則です。
終身保険は一生涯の保障がありますが保険料が高くなります。
定期保険を重点に、一生涯の保障は適用範囲の広がった確定拠出年金を検討することが節税の面からも有利です。
生命保険の相続には、法定相続人数*500万円が非課税になるので貯蓄に比べて有利になるケースもあります。
先ず、残された家族の教育・生活資金の確保を重点に、余裕がある場合は相続を考え保険が良いか貯蓄(確定拠出年金、株式や投資信託など)にするのか考えて決めましょう。
一定期間までの保険の種類
一定期間加入の保険には以下があります。
- 定期保険
- 医療保険(定期型)
- 死亡または高度障害になった場合に備える収入保障保険
- 病気や怪我で仕事ができなくなった場合に備える所得補償保険
定期保険と収入保障保険は、死亡または高度障害への備えなのでどちらかに加入します。
所得補償保険は、休業保障のある会社員や公務員以外の生命保険(定期保険)と医療保険だけでなく休業保障に備える自営業者に向いた保険と言えます。
一生涯への備え
一生涯への備えとして保険に頼らなくても良い人には、以下の貯蓄が有利です。
- 株式や投資信託の資産運用
- 税金の控除が大きくだれでも加入しやすくなった確定拠出年金など
老後の備えとして貯蓄に厳しい人は、保険と資産形成をあわせて考え、どちらに比重を置くかは収入見通しを考えて決めます。
- 税金の控除が大きくだれでも加入しやすくなった確定拠出年金(掛け金は少なくても)
- 個人年金保険
- 介護保険
- 終身医療保険
- がん保険
- 終身保険など
2015年10月14日(水)