養老保険の整理

生命保険は、通常死亡した場合に死亡保険金が支払われます。

養老保険は、死亡時に死亡保険金が、満期まで生存すると死亡保険金と同額の満期保険金が支払われます。

 

養老保険は、定期保険に比べると以下の特徴があります。

項目内容
保険期間加入から満期までの期間
自動更新ある
保険料高額
配当高額
満期保険金ある
解約返戻金高額

 

養老保険の種類

養老保険には、以下の2種類があります。

 

  •  普通養老保険

 被保険者が死亡した時は死亡保険金が支払われ、満期時に生存していると死亡保険金と同額の満期保険金が支払われます。

 

  •  定期付き養老保険

 養老保険と定期保険を組み合わせた保険です。

死亡時には、養老保険の死亡保険金に加えて定期保険の死亡保険金を受け取ることができ、死亡時の保険金を上乗せした養老保険です。

 

保険料の払込期間の種類

養老保険の保険料の払込に、以下の3種類があります。

 

  •  全期払込養老保険

 保険期間の終了(満期)まで保険料の払込を行います。

 

  •  短期払込養老保険

 保険期間の終了(満期)前に保険料の払込が終了します。

例えば、満期を65歳、保険料の支払いは60歳までのようにできます(月々の保険料は高くなります)

 

  •  一時払養老保険

 保険料を加入時に一括して払込ます。

例えば、退職金を元手に一時払にするようなケースです。

 

解約返戻金

養老保険は、満期時に満期保険金が受け取れます。

しかし、満期前にお金が必要になった時は、解約するとかなり高額の解約返戻金を受け取れます。

 

以下は、30歳女性が10年満期で満期保険金が100万円、月額保険料が7,837円の場合の解約返戻金です。

加入後の期間保険料の総額解約返戻金額払戻率
1年後94,044円86,700円92.2%
5年後470,220円468,810円99.7%
9年後846,396円888,630円105.0%
10年後(満期)940,440円1,000,000円106.3%