かかりやすいケガと病気
猫は人間と同じ生物なのでケガをすることもあり病気にかかることがあります。
- 猫のケガ
室内で飼育する場合はケガの心配は少ないと思います。
家の外に出る場合が多い猫は、猫同士のケンカで切り傷を負う場合と交通事故に負うことがあります。
猫を拾ってきた場合見て分からなくても骨折していることがあります。
病気にかかっていることもあり、拾ってきた場合動物病院で健康診断を受けることが必要です。
ケガや病気ではありませんが、どうしても去勢手術は必要です。
- 猫の病気
ケガと違い病気にはよくかかります。
特に多い病気に腎臓病と歯周病があります。
猫の腎臓病
- 腎臓病とは?
血液中の老廃物をろ過し尿として排出する機能が低下しする病気です。
- 腎臓病にかかりやすいわけ
人間と同じく塩分の取りすぎで腎臓病にかかりやすくなります。
昔は人間と同じものを食べていたので塩分が多く腎臓病になり早く亡くなりました。
近年は栄養のバランスの良いキャットフードを食べているので塩分の取りすぎがなく長生きできるようになりました。
それでも猫が腎臓病にかかりやすいのは猫の体質があるようです。
- 症状
腎臓病が進行すると慢性腎不全にかかり、多飲・多尿、脱水、食欲不振、体重減少、夜尿、便秘、下痢などの症状が現れます。
- 治療
慢性腎不全までになると回復は難しく病気の進行を遅らせるのが治療になります。
- 治療費の目安
検査費、治療費(注射費)、薬代と入院が必要なので入院費が必要になります。
目安としては、10万円から20万ぐらいかかりますが老齢猫で入院期間が長いと80万円ぐらいかかることもあります。
猫の歯周病
猫は虫歯にはなりませんが歯周病にはなります。
- 歯周病とは?
歯周病は、歯の周りに炎症が起こる病気で初期は歯肉炎、進行すると歯周炎になります。
- 症状
歯の根元に炎症が起き赤くなり腫れてきて出血しやすくなります。
進行すると歯肉が歯を支えれなくなり歯がぐらぐらと動くようになり、食べることができなくなります。
- 治療
以下の治療が行われます。
- 麻酔
- 歯石や歯垢の除去
- 歯と歯肉の間にできた歯垢の除去
- 歯の表面の研磨
- 治療費の目安
抜歯が必要な場合は別料金になりますが、1〜3万円ぐらいです。
ペット保険
ペットの治療費は保険を使えないので全額自己負担になり、人間の医療費に比べ高額になります。
このため、ペット保険に加入する人が増えています。
- au損害保険「ペットの保険」
年間の限度額以内なら回数の請願がなく入院費用が補償されます。
治療費の70%と50%の保険金がでる「コース70」と「コース50」があります。
2歳の猫で「コース50」の保険料は、月額990円です。
- アイペット損害保険「うちの子ライト」
かかった費用の90%を補償します。
入院1回あたり10日が上限で回数は年2回までです。
保険料は、ネットで申し込むと2歳の猫で月額840円です。
2015年04月28日(火)