養老保険と終身保険は、保険金が必ずもらえます。
養老保険は生死に関わらず保険金がもらえるので「生死混合保険」と呼ばれます。
終身保険は、死亡時に保険金がもらえるので「死亡保険」です。
養老保険
加入日からの保険期間あるいは満期を指定して加入する保険です。
保険期間中に死亡あるいは高度障害状態になると死亡保険金あるいは高度障害保険金が支払われます。
満期まで生存すると死亡保険金と同額の満期保険金が支払われます。
養老保険には、以下の種類があります。
- 保険料を月額で支払う普通養老保険
- 保険料をまとめて支払う一時払い養老保険
- 掛け捨ての定期保険特約の付いた特別養老保険(期間中に死亡すると保険金が多い)
満期を指定して必ず保険金が支払われるので保険金は高くなります。
終身保険
定期保険や死亡保険と同じく死亡あるいは高度障害状態になったときに保険金が支払われます。
終身保険は保障期間が一生涯(終身)です。
満期は終身なので満期保険金は受け取れませんが解約時に戻ってくる解約返戻金は右上がりに増えてきます。
保障は一生涯ですが保険料の払い込み期間は60歳など限定されます。
終身保険には、以下の種類があります。
- 保険料を月額で支払う普終身老保険
- 低解約返戻金型終身保険
保険料支払い期間中の解約返戻金を低く(7割ぐらい)して保険料を抑えた保険です。
保険料の払い込み期間が終わると普通終身保険と同額の解約返戻金になります。
- 積立利率変動型終身保険
保険の予定利率は加入時で決まりますが、積立利率変動型終身保険は、市場金利が上昇したときに積立利率を上げることができます。
一度上がった積立利率は、その後下がりません。
このため普通終身保険より有利ですが、その分保険料は高くなります。
保険料の目安
東京海上日動あんしん生命を例に、50歳男性、保険払い込み期間10年、保険金500万円の場合の保険料は以下のようになります。
- 定期保険の保険料は、月額3,335円
- 養老保険の保険料は、月額43,700円
- 終身保険の保険料は、月額35,930円
満期保険金がないので定期保険の保険料は安くなっています。
保障があれば良いのか、満期保険金も考えるかで定期保険、養老保険、終身保険の選択肢があります。
2015年04月16日(木)