それでは、保険の代表的なものについて、考えていきましょう。

保険と聞いて、まず思い浮かべるものとしては、生命保険や医療保険などがあるでしょう。
国民健康保険も、医療保険の一種です。
まず、生命保険と医療保険の違いとして、保険金の対象となる状態が異なります。
医療保険は、被保険者本人が生きている間に支払われる保険であるのに対し、
生命保険は、被保険者よりも、その家族や遺族に支払われる保険という意味あいが強いです。

もちろん、生命保険は必ずしも死亡した時に保障されるばかりではなく、被保険者が生きている間に支払われるものもありますが、それについては後述するとして、大まかにこのような違いがあります。


生命保険とは、被保険者の命に何かがあった時を主な対象とした保険で、医療保険は、被保険者がケガや病気になった時を主な対象としているのです。
近年では、色々な保険がひとまとめになった保険商品も多数で回っていますね。
生命保険と医療保険がセットになったものもあります。

医療費は、本来非常に高額になるものですが、それを国が負担して、国民の負担を減らす目的で、健康保険があります。
しかし、国民健康保険などでは保障しきれない内容もあります。
たとえば、万が一入院することになった時の、入院費用などです。医療保険は、主にこうしたカバーをする役割も担っています。

生命保険は、万が一の事故で死亡した時に保障される保険であり、健康体でいつづければ、満期時に支払った保険金の一部が返ってきて、生きているうちに保険金を受け取れる場合もあります。