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保険料控除の種類

所定の要件を満たす生命保険の保険料は、その支払い保険料に応じて一定金額をその年の所得から控除できます。

 

• 　一般の生命保険料控除
• 　個人年金保険料控除
• 　介護医療保険料控除（平成２４年１月１日以降の契約）

 

一般の生命保険料控除

以下を満たす契約が保険料控除の対象です。

 

• 　保険金受取人：契約者本人か配偶者、その他一定の親族
• 　対象となる契約：生命保険会社との保険契約・旧簡易生命保険契約・農協等との生命共済など

 

個人年金保険料控除

以下を満たす契約が保険料控除の対象です。

 

• 　年金受取人：保険契約者またはその配偶者のいずれかで被保険者と同一人
• 　保険料払込期間：１０年以上（一時払い契約は控除にならない）
• 　年金の支払方法：確定年金・有期年金は年金支払開始日が６０歳以上で１０年以上の支払期間

 

介護医療保険料控除

以下を満たす契約が保険料控除の対象です。

 

• 　保険金受取人：契約者本人か配偶者、その他一定の親族
• 　平成２４年１月１日以降に生命・損害保険会社と新契約した介護医療保険

 

対象になる保険料

その年に実際に払い込んだ保険料が対象になります。

前納した保険料は期間数で按分した額が控除対象です。

一時払い保険料は、保険料を支払った年に全額が控除の対象です（支払った年のみ控除されます）。

 

保険料控除額：平成２４年１月１日以降の契約

一般の生命保険、個人年金保および介護医療保険の控除額は、以下の合計額になります。

 

• 　所得税

保険料	控除額
２万円以下	全額
２万円〜４万円以下	年間支払い保険料の２分の１プラス１万円
４万円〜８万円以下	年間支払い保険料の４分の１プラス２万円
８万円以上	一律４万円

最大の控除額は、１２万円です。

 

• 　住民税

保険料	控除額
１万２千円以下	全額
１万２千円〜３万２千円以下	年間支払い保険料の２分の１プラス６千円
３万２千円〜５万６千円以下	年間支払い保険料の４分の１プラス１万４千円
５万６千円以上	一律２万８千円

最大の控除額は、７万円です。

 

保険料控除額：平成２３年１２月３１日以前の契約

一般の生命保険、個人年金保の控除額は、以下の合計額になります。

 

• 　所得税

保険料	控除額
２万５千円以下	全額
２万５千円〜５万円以下	年間支払い保険料の２分の１プラス１万５千円
５万円〜１０万円以下	年間支払い保険料の４分の１プラス２万５千円
１０万円以上	一律５万円

新旧の契約を合わせて最大の控除額は、１２万円です。

 

• 　住民税

保険料	控除額
１万５千円以下	全額
１万５千円〜４万円以下	年間支払い保険料の２分の１プラス７千５百円
４万円〜７万円以下	年間支払い保険料の４分の１プラス１万７千５百円
７万円以上	一律３万５千円

新旧の契約を合わせて最大の控除額は、７万円です。