公的保険加入者が死亡した場合は、残された家族に年金が支給されます。

厚生年金と基礎年金は、支払額と支払期間に変わりがあり、厚生年金が手厚くなります。

 

遺族厚生年金

厚生年金の被保険者が保険料の支払中（６０歳）に死亡した場合は、残された家族に遺族年金が支払われます。

 

  • 　残された妻の収入が年額８５０万円以下
  • 　妻が死亡した場合５５歳以上で６０歳から受給（遺族基礎年金は条件なしで受給）
  • 　夫の死亡時３０歳未満の子供のない妻は５年間受給
  • 　国民年金加入者でも厚生年金に２５年以上加入していればその分の遺族厚生年金を受給

 

遺族厚生年金の目安を下表に示します（遺族基礎年金を含みます）。
子供が１８歳を超えると月額約２万円減額になります。

 

対象標準報酬月額３０万円標準報酬月額３５万円
子供１人月額約１２万円約１３万円
子供２人月額約１４万円約１５万円
子供３人月額約１５万円約１６万円

 

遺族基礎年金

１８歳（高卒）までの子供のいる場合に遺族基礎年金が支給されます。
子供２人までは、１人につき年額２２４，５００円です。

子供が３人目以降は支給額が減ります。
３人目以降は、１人につき年額７４，８００円です。

子供がいない妻には、遺族基礎年金が支給されません。

国民年金加入者は、子供がいる、いないに関わらず生命保険の加入が不可欠です。

 

遺族基礎年金の目安を下表に示します。

遺族基礎年金は、厚生年金加入者の遺族も受給できます。

 

対象基本額（円）子の加算（円）支給年額（円）
子供１人年額７８０，１００２２４，５００１，００４，６００
子供２人年額７８０，１００４４９，０００１，２２９，１００
子供３人年額７８０，１００５２３，８００１，３０３，９００

 

 

厚生年金加入者の遺族年金は国民年金加入者に比べ手厚い保障があります！！

国民年金加入者でも遺族年金だけでは不足し保険に加入が必須と言えます！！

2015年10月20日（火）