サービス付き高齢者住宅
サービス付き高齢者住宅は、高齢者単身あるいは夫婦世帯が安心して居住できる賃貸住宅です。
サービス付き高齢者住宅は、国土交通省と厚生労働省が所管する「高齢者住まい法」に基づく制度で、都道府県・政令都市・中核市に登録し、事業者への指導・監督が行われます。
- 高齢者にふさわしいハード
バリアフリー構造と一定の面積、設備が必要です。
- 安心できる見守りサービス
ケアの専門家による午前9時から午後5時までの安否確認サービスと生活相談サービスが提供されます。
サービス付き高齢者住宅と有料老人ホームの違い
有料老人ホームは、以下の設備が必要です。
- スプリンクラーの設置
- 介護が必要な人のための特別浴室
- 職員のための宿直室
- 医師が健康診断などをする健康管理室
- 汚物処理室
- 洗濯室
- 食堂など
サービス付き高齢者住宅にはこれらの設備の設置義務はありません。
2015年7月から有料老人ホームの一つに位置付けられ自治体の監督を受けるようになりました。
サービス付き高齢者住宅は、簡易な老人ホームと言えます。
食事の提供は義務ではありませんが9割以上は食事を提供しています。
食事等のサービスを行う施設は有料老人ホームになるので、ほとんどのサービス付き高齢者住宅は有料老人ホームと言えます。
サービス付き高齢者住宅に向いている高齢者
有料老人ホームは入居で、サービス付き高齢者住宅は自宅と言えます。
介護が必要なくてもバリアフリーの安全な施設で見守りサービスのあるのがサービス付き高齢者住宅です。
職員も鍵を持たず勝手に入れないなど自由度は高いのですが、介護は自宅での訪問介護と同じになります。
自宅に近い独立した生活を希望する高齢者の住宅と言えます。
2015年08月07日(金)