公的な特別養護老人ホーム(特養)への入居希望者が多いのですが、入居待ち高齢者が2013年で50万人います。
希望する特養で空きができた場合は、要介護度の高い(介護の必要性の高い)希望者から入居します。
申し込み順でないので何時入居できるか事前にわからず、数年待ちの高齢者も出ています。
対案として、多くの高齢者は以下を検討します。
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者住宅
最初、有料老人ホームについて説明して、次回にサービス付き高齢者住宅について説明します。
有料老人ホームの種類
有料老人ホームには、以下があります。
- 介護付き
- 住宅型
- 介護サービス付き高齢者住宅(次回説明)
- 健康型
介護付き有料老人ホーム
要介護度に応じて必要なサービスをパッケージとして定額(要介護度で決まる値)で提供されます。
介護サービスはホームのスタッフが行いますが外部に委託するホームもあります。
入居者は、介護保険を使用して費用の1割を自己負担します。
どのサービスが定額サービスに含まれるかは、ホームにより異なりますので入居前に確認が必要です。
住宅型有料老人ホーム
自宅にいるのと同じように生活します。
介護が必要になった場合に、訪問介護等の外部の在宅介護サービスを利用します。
入居者は、介護保険の介護サービスを必要に応じて利用しつか多分の1割を自己負担します。
本人や家族と相談してサービスを決めるので介護付きよりも費用を抑えることが可能ですが、要介護度が重くなるとかえって高くなることがあります。
健康型有料老人ホーム
介護が必要なくても一人暮らしで急病や自宅での事故に心配な高齢者向けの生活サービスを提供します。
余裕のある施設で設備も良く、一人暮らしの孤立を避け、共同生活で認知症の進行を遅らせる効果があると言われています。
費用の目安
目安として以下の費用がかかります。
費用項目 | 費用 |
---|---|
入居一時金 | 約580万円 |
住居費・サービス費 | 約13万円 |
食費 | 約7万円 |
介護サービス費 | 約2万円(1割の自己負担) |
2015年07月31日(金)